演奏活動理念
クラシック音楽の名門校・ジュリアード音楽院を卒業した唯一の日本人ギタリスト
活動理念/音楽の力で人の心を豊かにし、日本の活力を取り戻したい!
音楽は人の心に訴えかける力があります。感動は英語ではMoveと訳しますが、人は動くことで新しいものを生み出してきました。音楽を鑑賞することで人間は心を磨き、感動を共有することで連帯感が生まれ、文化的に良質な社会の基盤を形作ることが出来ます。経済規模としては音楽はとても小規模かもしれませんが、音楽で生み出された高揚感が物やお金の動きを活発にし、経済の発展や豊かな社会の形成に寄与する可能性を秘めています。
ところが録音・録画技術の発達により、人は自宅でも音楽鑑賞出来るようになりました。昨今では、急速に普及したインターネット環境(YouTubeやサブスク等のサービス)により、より気軽に音楽を楽しめる環境が整った一方、ライブ会場でしか味わえない感動を共有する機会が少なくなったのも事実です。人の活動範囲が狭くなると、経済活動は縮小してしまうことでしょう。その結果、今後社会は活力を失ってしまうのではないか?と危機感を抱いています。
私はギター演奏家として良質で生きた音楽で人々に感動を届け、人的交流を活発にすることで未来への希望を創出し、日本をもっと文化面でも豊かで活力のある国にしたい!という信念で活動をしています。
ギター演奏家 益田正洋
●経歴(プロフィール)
知性、情感、技術が高い所で手を結んだギタリスト
(評論家・故 濱田滋郎氏コメントより)
第21回クラシカルギターコンクールにて史上最年少にて優勝して一躍注目を集める。以後、バロックから現代に及ぶ幅広いレパートリーに取り組み、他楽器との共演による評価も高く、発表したCDはすでに30枚を超えている。
2001年にはロドリーゴ生誕100周年記念コンサートの@リンカーンセンター(ニューヨーク)にて海外デビュー。アランフェス協奏曲(J.デプリースト指揮、ジュリアード・シンフォニー)を好演。優れた若手演奏家をフィーチャーする(財)東京オペラシティ主催のリサイタルシリーズ「B→C(ビートゥーシー|バッハからコンテンポラリーへ)」やレクサス・コンサートin東京藝大2018、ディズニー・オン・クラシック日本ツアー等にゲストとして招聘され、2012年秋には世界的なギター製作家J.L.ロマニリョス氏に招かれスペインツアーを行い、マドリッド王立音楽院でのリサイタルは絶賛される。
長崎県・長崎市出身で幼少よりギターを始める。一方で長崎大学経済学部卒業という異色の経歴も持ち合わせており、ギター専門誌「月刊現代ギター」での連載、全国各地で開講されている公開レッスン、そしてクラシック音楽普及のためのアウトリーチ活動では、音楽に留まらない幅広い見識により、多くの人達の共感や支持を集めている。
近年では、美術史家の川瀬佑介氏とのコラボレーション「音楽と美術を楽しむコンサート “ギターと絵画の交わるところ」、「バッハの名作・無伴奏チェロ組曲全6曲をクラシックギター名器6本で奏でるコンサート」「4大ギター協奏曲のゆうべ」などのクラシック演奏会の新しい価値、楽しみ方を提示する斬新なプロジェクトを全国各地で開催し、レコード芸術誌、読売新聞、東京新聞、婦人公論など各メディアから注目を集め、日本を代表する実力派ギタリストとして、ますます意欲的な活動を続けている。
どのような音楽であっても聴き手に大いなる満足感を与えられる、その卓越した「演奏力」は間違いなく現在のギタリストの中でも最上級に位置する。 (現代ギター誌 2019年4月号より) |
時代様式を的確に踏まえながら、安定感抜群の技巧で繊細にして大胆な表現を披露してくれる (読売新聞 2019年1月17日夕刊より) |
次々と世に問う自らのCDの内容にこだわるかのように、常にひとつの意味あるテーマを設け実行してきたが。そこで自分を磨き、ファンの耳に訴えつつ成長してきた。 こんにちを代表する名ギタリストの一人、益田正洋はしばしば見るように漫然と作品を寄せ集めた”総花式”のプログラムを編むことがけっしてない人である。 音色の選び方、テンポの取りかた、いくつかの場面における鮮やかな装飾法・・・バッハの”情”に実によく応えている。 (レコード芸術誌2019年2月号 より) |
巧みな弦さばきが民族色溢れる旋律と躍動的なリズムに詩情、情熱を加え、スペインの人々の日常の姿を浮かび上がらせる (日本経済新聞2018年1月16日夕刊より CD”トローバ作品集”評論) |
曲それぞれの要求するリズム的な”乗り”の良さ、和声上の色彩感などを終始よく活かし、スタイリッシュな名演と言えるものを仕上げている。 (レコード芸術誌2016年7月号より) |