ソナタ III〜フェルナンド・ソル作品集
release:2014.10.08 14th Album
14枚目のアルバムは「ソナタ集」第3弾です。ギターを愛奏する人達にとって欠かすことのできない作曲家フェルナンド・ソル。「ギターのベートーベン」と称され、クラシック音楽界における楽器の地位を飛躍的に向上させたギターの第1期黄金期に活躍した一人です。
さらに今回のCDでは19世紀に製作されたオリジナルギター(プチジャン 1830年頃作 ”Petitjean L’aine a Paris, around 1830″)を使った録音です。ひとたび演奏を聴き始めれば、そこにはウィーン古典派の世界がプチジャンの素朴で芳醇な響きで再現されることでしょう。
流行に走ることなく、音楽史において重要な19世紀・ウィーン古典派のレパートリー&ギターのオリジナル作品に常に取り組む益田正洋の確かな技術と豊かな音楽性をこのCDでもお楽しみください。
【F.ソル/グランド・ソナタ第1番 Op.22】
01 Allegro
02 Adagio
03 Menuetto
04 Rondo;Allegretto
【F.ソル/グランソロ Op.14】
05 Andante
06 Allegro
07【F.ソル/ソナタ Op.15-2】
【F.ソル/グランド・ソナタ第2番 Op.25】
08 Andante Largo
09 Allegro non troppo
10 Andantino grazioso
11 Menuetto; Allegro
益田正洋(g)
fontec●FOCD9604/¥2,592/2014.10.8発売
2014年6月3日~5日 秩父ミューズパーク音楽堂 録音
使用楽器:プチジャン 1830年頃作 ”Petitjean L’aine a Paris, around 1830″
発売元:(株)フォンテック
♪ ライナーノートより(抜粋) / 濱田滋郎
前作では古典期のジュリアーニから20世紀のバークリーまで、ギター音楽史に現れた「ソナタ」の系譜への見事な展望図を描き出した益田正洋が、ここにその続編というのか、あるいはこれこそ「正編」と呼ぶべきか、ソルの作品中「ソナタ」の形をとるもの4曲を収めたアルバムを公にする。