多くの問いに正解は存在しない
偉そうなタイトルを付けてしまいましたが、最近読んだ本に書いてある一節を引用しました。
つまり人の受け売りです(笑)その本を読んでて「なるほどね」と思ったんだなと読み飛ばしてください。
練習していて直面することの多くは、どうすればいいのだろうか?現時点ではこの方法か!?と試行錯誤することばかりです。
良くレッスンで「この曲の弾き方が分かりません。(答えを)教えてください」という質問をされますが、
「答えはないです。やり方は十人十色。千差万別。でも何もやっていないうちは何も見えてこないものです。どんなことを考えたり、試したりして来ましたか?」と問い返すと、多くの場合はほとんど何も手を付けてないケースが多いです。
きっとその方は指使いやどの部分をフォルテで弾くか?なんてことを知りたいんだろうなと推測はつくのですが
でもそれを与えたところで聴き手が「いいね!」と感じてくれるレベル(俗にいう仕上がったという状態)にはならないでしょう。人前に出た時に、所詮人から与えられたものですから、それこそただの”受け売り”です。本質の部分を試行錯誤せずに、ただ与えられただけなのですから、演奏がどうなるかは自ずと分かると思います。
それで、次の言葉も本からの引用です。
「学生時代に限られた時間内でテストで100点を取る訓練ばかりしてきたから、素早く正解に至ることが大切だ、と叩き込まれてきたことが正解の無い問いに対して解決策を模索するのが苦手な人が多いのでは」
それが全てだとは思いませんが、確かにそんな側面があることは否定できないな、と感じました。
正解はこれだ!と性急に答えを結論付けてしまうことほど、怖いことはないですよね。
後日結果的に”ほら!やっぱりね。”という出来事が起きたとしても、長い目で見ればその場しのぎにしかならないのだと思います。
特に演奏する時に、その好き嫌いを判断するのは人間の耳ですから、その聴覚は人それぞれです。正解が存在すること自体不自然なことなんでしょうね。
ところで、なんでこんなブログを書いているかというと・・・
さっきまで練習をしていたんですが、集中力が途切れてしまい、はてさてどうしたものか?と考えていたからです。
お昼にするにはちょっと早い気もするし・・・。出掛けるまでにはまだまだ時間があるし・・・
どうしたらいいのかな?・・・って
これを読んで下さっている方に、こう突っ込まれそうですね。
「何もやっていないうちは何も見えてこないものですよ!」
はい、すみません。練習に戻って試行錯誤してみます!
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