必ず上手くなる!練習で何をやるべきか? その1
教えている時に生徒さんに対して「何を練習したら良いか明確になってない」と感じることは頻繁にあります。
もっと端的に言うと「上手く出来ないのではなく、何をやっても良いか途方に暮れている」でしょうか。
“練習しているのに上手にならない”、”いつもミスをする”
まして準備が大事とは言うけど、どんな準備が必要なの?と感じているのは、あなただけではないと思います。
私が練習する時、まず初めに大切にしているのは「感覚」です。
え?考えて練習するんじゃないの?
最終的にはそうなんですけど、考える前にまずは「何か変だぞ!」と感じることが大切です。
例えば、お医者さんの所へ行こう!と決め、診察してもらってから体調不良に気づく”なんてことは正常なことではないですよね。
通常は「今日は(もしくは最近)いつもと比べて調子が悪いなあ」と感じて、初めて(何が原因なのか調べるために)医師のところへ行く、はずです。
そもそも医師の診断を仰ごうと感じたのは、何か異変に無意識に気づいたから起こした行動のはずです。
練習するという行為はあくまでも何かを改善するための「手段」です。目的は「上手くなる」こと。
何か変だ!と気づくことで、初めて上達への道の入口に立つことが出来ます。
入口を間違えていたら、本当にここで大丈夫か?という心境ですから、遅かれ早かれ途中で諦める、または引き返すだけでしょう。
皆さんは行先の分からない道を必死で走っていきますか?
もし、途中で「何かおかしい」と感じることが出来れば、もう一度入口に戻って考えるはずです。
何か変だぞ!と感じる瞬間は早ければ早いほど良いのです。
その感覚を研ぎ澄ますために、日頃から良い演奏に接する機会を増やしたり、良い変化に気づく習慣や導いてくれるアドヴァイスに耳を傾けることが大切なんでしょうね。
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