次のステップ・・・その前に!
という方は意外と少ないかもしれませんね。
”上手く弾けたかどうか分からない”、”どんなミスだったか覚えていない”という方、もしくはレッスンで「えっ?そんなはずないと思うけど・・・おかしいなあ」という経験をした方もいるはずです。
先生に指摘されても自力で気づいていない、納得していないわけですから、自宅等で一人で練習していても”途方に暮れる”だけですね。自分自身で問題点を見つけられるようにならなければ、練習は捗りません。
ではどうしたら良いのでしょうか?
”楽譜から目を離さないで練習する”ことです。
視覚的な情報と聴覚的な情報の相違を見つける作業が練習という行為です。
補足すると
●視覚的な情報=楽譜を正しく読んだ上で頭の中でイメージ出来ている音(理想)
●聴覚的な情報=実際の演奏(現実)
ということです。
分かりやすく言うと、例えば楽譜から「ド」という音を読み取り、音の高さや長さをイメージ出来た上で、実際に奏でた音を聴いて「間違いない」と感じることです。
”もう暗譜したから、練習では楽譜を見ないで弾いてます”という方も多いと思いますが
「ここの音、間違っているよ!」なんて指摘された経験ありませんか?
楽譜を見ないで繰り返し弾いていると、間違いや勘違い等に気づかなくなり、上達の妨げになります・
熟読し曲に関して物知りになること。
あなたの演奏がまるで自分で作った曲かのように流暢に奏でられ、聴き手に説得力のある演奏(つまり良い演奏)として届くのだと思います。
ちなみに、
楽譜ばかり見ていたら左手の押弦がおぼつかなくなるんだけど、と仰る方もいらっしゃるでしょう。
むしろ、この箇所は左手を見ないでも弾ける!ここだけは見なければいけない!ということも楽譜から読み取らなければいけないのでしょうね。
楽譜を見てほとんど弾けなかったとしたら、まだ楽譜の読み方が浅いと考えましょう。
オススメは、もっと簡素で短い曲に取り組んだり、弾きなれたスケール等を譜面から目を離さずに弾いて、ミスを正確に見つけられるようになりましょう。
まずは「楽譜を見て弾くこと」です。目と耳を使ってヒント(=ミス)を見つけ、上達へのスタートラインに立ってください。
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