グラナドス: 詩的ワルツ集 クラシックギター編曲版(福田進一編)

   2021/02/10

505AC0E1-EF20-4105-A396-891B846DBC4D 19世紀後半は多くの作曲家が自国の民謡などを題材に作曲する「国民楽派」と呼ばれる人達が多く現れました。ピアニストとしても活躍したエンリケ・グラナドスもその一人です。彼の代表作、そして多くの人を魅了する「詩的ワルツ集」は1887年に作曲され、序奏と7つの即興的なワルツからなり、1~2分程度の短い小品の作品集です。ホアキン・マラッツに献呈され、その嘆美な旋律からオリジナルのピアノ作品だけなく、ギターソロやデュオでも演奏される名作です。

私がこの曲に初めて接したのは、20世紀の名クラシックギタリスト、ジュリアン・ブリームの動画(当時レーザーディスクと呼ばれた媒体)でした。青いスーツを身にまとい、とても端正でエレガント、でも内面的な情熱、いろんな魅力を子供心に感じ、現代ギター社から出版されていた福田進一先生の編曲譜を見て、弾けもしないのに(笑)練習していました。

それから20年が経ち、CD「グラナドス: 12のスペイン舞曲集」をリリースする際に、名ピアニスト、アリシア・デラローチャのアルバムと全く同じ選曲を真似て、12のスペイン舞曲集と詩的ワルツ集を共にレコーディングしました。

動画は2013年のコンサートでの生演奏です。使用ギターはJose Luis Romanillos(1986)です。お聴きください。

クラシックギター演奏家
益田正洋のHP https://www.masahiromasuda.com/lp/
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