春の陽気に誘われて
上野公園へ出掛けて来ました。
と言っても、お花見ではなくて(まだ桜は咲いてませんでした)
福田進一先生の演奏会を聴きに行ってきました。
バッハのチェロ組曲全曲コンサート。
2時に開演したコンサート。組曲6曲を一度にすべて演奏するわけですから、
演奏時間だけでも2時間20分近く。休憩やアンコールを入れたら2時間30分は超えますから、
終演が5時前。アンコールもたっぷり3曲。もちろん全てバッハ作品。
長時間であったことはさておき、組曲を1つ弾き切るだけでも相当な準備と労力、そして集中力が必要ですが
最後まで緊張感のある演奏。しかも、プロとはこうあるべし!と改めて教えられたばかりか
ギターの可能性を十分に感じる演奏会で勉強になりました。
でも、これからプロを志す人たちはあまり聴きに来てませんでしたね。
確かに入場料は学生達にとっては少々お高めなんですけど、コンクールではあまり必要のないレパートリーだから興味がないのかな・・・
いつも思うんですが、コンクールで優勝しても、その後どうやってプロとして生きて行くか
豊富なレパートリーを作っていったり、自分のレベルを維持して行くためにどうしたら良いか
どんな(他の人には出来ない)プログラムが組めて、良いパフォーマンスが出来るのか
今日のコンサートでは、そんなプロとしての生き様を身を持って教えていただいたような気持ちでした。
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