新CDの曲目を発表します!
そろそろ公開しますね。
来月10月9日発売の新CD「ソナタⅡ」に収録されている曲目をそろそろ発表します。
まず最初を飾るのがホアキン・トゥリーナ「ソナタ」。先ごろショット社から出版された原典版とこれまでのセゴビア校訂版の両方を比較・検討して録音しました。
ちなみにこの曲をレコーディングしたのは3年前の秋ですから、温めてきた音源がようやく完成です。
次は、今回のCDで唯一の古典派の作品です。マウロ・ジュリアーニのソナタOp.15
先人たちの録音でも、愛好家の方々が演奏する際も第1楽章だけを取り上げられることが多かったですね。
今回全ての楽章を網羅しての収録です。
ウィーンで活躍したジュリアーニらしく、いわゆる「ウィーン古典派」の作品。弦楽4重奏の調和した響きを思い起こさせる第2楽章、快活な第3楽章のロンド。いずれも名作と呼んで過言はないと思います。是非お聴き下さい。
3曲目は、ソナタ・クラシカ。メキシコを代表する作曲家マヌエル・マリア・ポンセの作品です。
副題には「ソルを讃えて」とある4楽章からなるソナタです。ソルが残したソナタ(単一楽章のOp15-2やグランドソナタ)にも出てくる音形を使いながら、展開される長大なソナタです。
これも先ごろ出版された原典版も参考にしました。ソルのスタイルをそのまま踏襲せずに、もしもソルがスペインらしい曲を書いたとしたら・・・と思わせる部分も聞こえて来ます。おたのしみに!
最後は、イギリスの巨匠、J.ブリームのために献呈されたレノックス・バークレーのソナチネ。
ウィットに富んだ名作であると同時に、躍動する第3楽章は聴き手の高揚感を欠くこと無く、劇的なエンディングを迎えます。
2010年に発表したソナタと同じく、4曲を選んで収録しました。
評論家の濱田滋郎先生の、ギター作品におけるソナタに関する詳しいライナーノーツも一読の価値あり!です。
是非おたのしみに!!
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