時間と手間をかけるということ

 

某所で演奏旅行中の出来事を書きましたが

皆さんのリアクションの多さに、若干戸惑いながら(^^;;

こりゃ、名誉挽回しなきゃ!!ってことで、真面目なお話をします。

週末のコンサートはいろいろな楽器(ギター)を紹介する、という意味もあったので

聴きに来て下さった皆さんからの質問コーナーも設けてくださました。

こちらとしては当然、楽器に関する質問が飛んでくるかと期待して待っていたら、

やはり、奏法や普段の練習に関することが多かったですね。

それだけ、どうやったら「上手くなるか?」ということに興味があるんですね。これまた当然ですね。

質問を聴いているうちに、「何をやれば上手くなるか?」を知りたいんだろうな、って感じることは多かったです。

以前ブログで書いた通り、練習のやり方は人それぞれです。

プロがレッスンで伝えていることはあくまでも助言であって、こうやれば「スケールが早く弾ける」、「暗譜が出来る」、「ミスをしなくなる」なんて秘訣は、基本的にはないんですよね。

24時間なんでも手に入る世の中ですから、上手になる「秘薬」が欲しくなっちゃいますよね。

それに料理のレシピ本を読めば、ある程度の腕前の方は「美味しい料理」が作れますよね。

これはある本で読んだのですが、

「人はいつの間にか、時間と手間をかけるということを欠点だと感じるようになってしまった」という一節を読んで、ドキッとしました。

何かを会得するのに時間がかかるのは当たり前ですよね。曲も”すぐに弾ける”人はいません。

「だって、プロは楽譜を見た瞬間に上手に弾けるじゃない!!」って思った人がいるかも!?

いやいや、そういう能力を手に入れるまで、どれくらいの時間と手間(練習)をかけてきたか想像してみてください。

料理の話もそうだと思います。レシピ本に書いてある通りに作ったら全てを会得した、、ように思えるだけで

材料や道具を入手する時間、それらが無ければ自ら作り出さなければいけません。火を起こすのも、今はスイッチ一つで点きますが、昔だったら調理するための火力を得るのにはかなりの時間を要したはずです。

ある著名人が、”夢を実現するには「準備・実行・反省」を何度も繰り返すこと”と言ってますね。

準備=夢を現実にするために、いま何をすべきか
実行=考えを遂行する
反省=その結果どうなったか?なぜそうなったか?振り返る

この作業を繰り返すのは、やみくもに時間をかけるだけでなく、手間も惜しんではいけないんでしょうね。

練習に置き換えれば、何時間練習したか?ではなくて、どんな練習をするべきか? 練習した結果どうなったか? 次に何をするべきか? を考え、繰り返すことなんだろうなと思います。

演奏旅行のとある出来事に対する反省点
 大切な友人に、「そりゃ、目が合ったら微笑み返すでしょう!」って諭されました。
 確かにね、先方は接客業ですからね~。そうですね~!(笑)

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