判断力と決断力、そして行動力
試合をライブで見ていた誰もが、まさか・・・というような
「一か八か」の盗塁、9回表の鳥谷選手の見事な決断でしたね。
その語源は、博打(かけごと)から来た言葉だそうで、「一か罰か」でサイコロの目が一と出るか失敗するかの説や、丁半賭博の「丁(偶数)か半(奇数)か」で、最初は「丁か半か」と言っていたのが、次第に丁の漢字の上部をとって「一か八か」と言うようになったという説、などなどあるそうですが、
データと状況判断に基づく、判断だったようですね。
あの場面、打席には乗りに乗っている井端選手。ピッチャーは抑えのエース。長打が出る確率はそれほど高くない。2アウト1塁。1点差。9回裏。
ワンヒットで得点(同点に)するには、どう考えてもランナー2塁という状況が必要。相手投手はモーションが大きい。でも、失敗したらゲームセット。
どんな一流の人でも、失敗が脳裏をよぎり、行動を起こすのに足がすくんでしまうはずなんですが、
決断しましたねえ。まさに”一か八か” プロとプロの勝負!という感じで身震いしました。
それにしても”ギリギリセーフ”とはあのことを言うんでしょうか。
紙一重の勝負なので、あそこで盗塁失敗したら相手の技術が上回った、と敬意を表するしかなかったですね。
結果オーライ。勝てば官軍、負ければ・・・と言われれば、何も言えませんが
局面を一気に打開した、本当に大きな決断だったと思います。もちろん、その局面でタイムリーを打ったこともすごい!
確か、インコースの直球だったと思うんですが、これまで右打ちに徹していたので、アウトコースは無い!とインコースの速い球に狙いを絞ろうという判断だったのかも!? もしくは、これまでの選手としての経験からくる一か八かの判断力かな。
でも、昨夜の試合が今大会の最高潮にならないよう願っているのは僕だけでしょうか?
采配が、どうも後手後手に回っているような気がします。
せっかく立ち直りかけたエースを続投させたのは予定されていたことなのか? 一心不乱に投げた2イニングの後、一度気持ちが切れた&キャッチャーが代わった状況でさらなる結果を求めるのは酷だなあと感じました。
あとチャンスの場面で不振を極めている選手をどうして代打に出したのか?彼は守備は良いし、足も速いから別な起用法があったのでは? ましてもっと”振れている”選手はいたはず。
まだ先にイニングにチャンスが来る!との判断、そして選手数が限られているという事情による決断なのかもしれませんが、そんなに多くのチャンスが望めない一発勝負の大会では命取りになるかも!?
これからプロとしてさらなるキャリアを積んで行く選手にとって、トラウマにならないか?ちょっと心配。
何はともあれ、極限状態での判断と決断、そして行動に、一流選手たちのすごさを見せていただきました。
台湾チームも強かった。今日の試合で「急場」をしのいで、またこの後のトーナメントで再戦があるのかな!?
(ん?勝手に変換されてしまったから、ダ〇ャレになったぞ。最後の締めはこれでいいのか? ま、いいか。)
コメントをどうぞ
コメントを投稿するにはログインしてください。