目に見えないものを大切に
気が付いたら、ブログ更新も1か月ぶり
って、いつものことじゃないか?ってファンの方のお叱りを受けそうですね。
最近、何かを伝えようとしても
相手に自分の真意が伝わらないことが多いな・・・と思うことが多いように感じていて
もちろん、誤解されて不利益を被るとか、そういうわけではないですよ。(誤解されないよう、念のため)
ブログに何かを書くことによって、益田正洋という人間を、そして一人のギター弾きとして、何か勝手なイメージが先行してしまうんではないか? と思うと、ついブログなどで情報発信するのを躊躇ってしまいます。
そもそも言葉の使いが上手でない。だから音で表現する仕事を選んだわけだし(笑)
そんな自分が、”これだけは明確に言える”ということ
「目に見えないことをどれだけ大切にするか?」です
僕が子供の頃から両親や周囲の人から学んできたことはなんだろう・・・と考えると
それしか思い浮かびません。
毎日コツコツ練習することもそうだし、恥ずかしくない生き方をすることもそう。
融通が利かないところもあるけど・・・(笑)
ただ、プロとして人前で演奏するということは、目に見える形(音楽は聴こえてくる音かな!?)で結果を出さなきゃいけない!ってことなんですよね。
たまに、「プロは結果が伴えば、プロセスは別に関係ない」という人もいるけど
100%は同意出来ません。
結果を導くためのプロセスを歩んできたという自負があれば、良い演奏が出来るはず。
もし、他人の目には失敗したと見えても、次はどうしたら良いか?を見いだせれば、それを結果につなげることが出来ると信じています。
逆に、火事場のなんとか・・・で結果だけ良くても、それは「その場しのぎ」をしただけ。次にはつながらないと思っています。
コンサートに来てくれたりレッスンを受けに来てくれるギター奏者の中に「プロになりたい!」と頼って来ている人達も最近増えて来ました。
もしかしたら、このブログは読んでないかも!?だけど、いつも彼らには結果ではなく、「目に見えないプロセス」を大切に!と伝えているつもりです。
もちろん、アマチュア愛好者の皆さんへも同じスタンスですけどね。だって彼らの多くが「プロのように上手に弾きたい」と願っているから。
プロの僕らは時間をギターや音楽のためだけに費やす責務があるけど、愛好者の方達は”時間をどう捻出するか?”が重要だし。
もしかしたら、コンクールの結果や明日の成果等には結び付かないかも!?だけどね。
しかも、他人の目には見えないものですから、他人が「評価」してくれることを期待しちゃダメですよね。
全てを数字や成果、結果ばかりが目につく現在、とても”古い考え””時代遅れ”なのかもしれませんが
僕ら演奏家の仕事って、形には残せないものがほとんどですから
どう考えても、”目に見えないものを大切にする”しかないような気がしています。
ところで、実は近々新しいCDのレコーディングです。
演奏活動の中で、数少ない「目に見える」形に残せる仕事です。
日常の、皆さんの目に見えないところで形作ってきたことを残せるチャンスがある
それに感謝しつつ、その自負を自信に変えてレコーディングに臨もうと思っています。
皆さんの目に見える形になるのは、あと4か月後くらいかな・・・。
おたのしみに!!
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