昨夜ツィッターで

 

ヴィラロボスの話から盛り上がってしましましたね、、、

あんな夜中に話が出来るとは、便利な世の中になったものだ・・・と思ってしまいました。

本当はお互い顔を見て話すのが一番楽しいんですけどね。

ところで、会話の中で「カルレバーロ」の話が出てきました。

言わずと知れた、20世紀のギターシーンに欠かせない人物なんです。

今活躍しているギタリストの多くが、彼が体系立てた技巧理論を参考にしていることは間違いないでしょうね。

11月号の現代ギター、不肖ながら私が表紙を飾り、インタビュー記事が掲載されていますが、、、

そこでは、語らなかったことをひとつ書きたいと思います。

今回のCD「バッハ・オン・ギター」では、いつもと違ったアプローチで仕上げた曲もあるんです。

シャコンヌとプレリュード・フーガ・アレグロなんですが、

この2曲に取り組む上で大変参考にしたのが、カルレバーロです。

それぞれ「カルレバーロ編」が存在します。

きっと賛否両論ある編曲だと思います。それが音楽的に良いかどうかは、今日は置いておき

(インタビューでも話していますが)バッハ作品にはギター曲は無いので、まずは技巧的に弾ける状態にすることが先決だと思い、彼の編曲(というより運指と言った方が正確かも)をベースにすることにしました。

いつもなら、音楽的要求に従って運指を決めていく、というプロセスなんですが、

それとは逆ルートを辿ったんですね。ある程度のリスクを覚悟でね

最終的な到達点は同じになったと思っています。

他の2曲(組曲1006aとソナタ1001)は通常ルートのアプローチで。

そんな違いも念頭に置きながら、CD鑑賞していただくのも、また面白いのかな!?と思います。

最近、素晴らしいメッセージをお寄せいただいている、好評の「バッハ・オン・ギター」になりました。

次のCD制作も決定しています。おたのしみに!

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