2015年を振り返る
年末(というか大晦日)恒例ですが、”今年の活動を振り返ってみます。
2015年はマンドリンの竹間久枝さんとのデュオで始まりました。
1月から3月にかけて、名古屋、大阪、東京、福岡とツアーを行いました。2月にリリースされたCD「スピリトーソ」から中心の選曲に加え、ベートーヴェンの(マンドリンのための)オリジナル曲も演奏。充実した演奏旅行になりました。
そんな中、今年も島村楽器さんやクロサワ楽器さんでの店内コンサートも行われました。新しく製作された楽器や銘器まで。聴き手の皆さんも音色の違いを楽しめ、演奏者としてもどのようにその楽器と向き合う(と良い音が奏でられるか)ことを知ることが出来る貴重な機会でした。
5月には「セゴビア編によるソル・20のエチュード」のレコーディングでした。来年もまた新しいCDの製作を企画中です。
5月末には長野県須坂市のギター専門店、フォルティアさんでのコンサート。そしてレッスン会。長野県内の愛好家の方と知り合うきっかけになりました。店主のYさんには毎回ご歓待いただき恐縮です。来年5月にまた伺う予定です。
6月には品川の由緒あるお寺「来福寺」でのコンサート。当初50人位の来場を予定していたら、大幅に超える100人以上の方々でお堂は満員に。コンサートホールとは違う厳かな響きに包まれました。
7月には毎年恒例コンサートになっている、ソプラノの清水麻依さんとのジョイントリサイタル。19世紀ギターをつかって、モーツァルト、ベートーヴェン、ディアベリ、シューベルトの歌曲を演奏しました。清水さんとは2016年は1月にシューベルト・ソサエティの定例会コンサート、そして5月@すみだトリフォニーでご一緒します!
また現代ギターサマースクールに久しぶりに講師として呼ばれ、アマチュア愛好家の皆さんへの指導をしてきました。最近コンサートだけでなく、その翌日に公開レッスン会というパターンが多くなってきました。最近では”プロになりたい!”と志望する10代の人達も増えて来ました。自分がこれまで得て来た経験や知識を、少しでも次の世代に繋げて行きたいなと思っています。
8月には後輩ギタリストのIくんがプロデュースする名古屋ギターフェスティバルに出演。地元名古屋にしっかり根付いて意欲的な活動をする後輩に少なからず刺激を受けました。10年、20年と続くイベントになってくれることを願っています。
9月には同じマネジメントに所属しているピアニストの西澤安澄さんとのリクライニングコンサート@白寿ホールでした。素晴らしい音響のホールにも助けられ、とても良いアンサンブルが出来たと自負しています。また共演する機会がたのしみです。
10月には5月にレコーディングしたCDも完成し、新CDリリース記念コンサートが各地で行われました。毎年伺っている浜松、長野や名古屋の皆さんをはじめ、今回は20年ぶりに金沢へも伺いました。演奏会翌日能登半島をご案内くださったYさん、ありがとうございました。久しぶりにリラックスできました。このツアーは2016年の2月まで続きます。
12月には竹間久枝さん、桝川千明さん、児島絢子さんの3人のマンドリニストの皆さんと共演する機会がありました。そのために編曲したモーツァルトのディベルティメントは非常に充実した演奏になりました。こちらもまた共演する機会を楽しみにしています。
2016年も演奏活動が充実することはもちろんですが、訪れた場所でギターや音楽が好きな方々との出会い、再会を楽しみに今年を振り返り、明日という新年を迎えます。
あっ・・・そういえば、私事ですが、明日で齢をひとつ重ねることになります。不惑の歳がだんだん近づいてきて、まだまだ人間的に未熟な自分に気づかされることも多いですが、ある方の言葉で「人間的成長なくして、芸の上達なし」の言葉を胸に刻んで38歳を迎えたいと思います。
今年もいろいろとお世話になりました。皆さん、良いお年をお迎えください!
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