「緊張」と仲良しになろう!

   2020/11/05

02360217-7381-407A-906B-0C9BD354E78C緊張しなくなるにはどうしたらいいですか?

なかなか難しい質問です。

何回人前で演奏すれば緊張しなくなりますか?

お答えしたいですが、正解はないのです。

でも、考えてみましょう。「緊張」は良い演奏のための邪魔になると断言して良いのでしょうか?

音楽は「緊張と弛緩」を繰り返します。私が音楽理論を学んだアメリカのジュリアード音楽院では【Tension & Resolution】と教えられました。

簡単な例で言えば、緊張は「不協和音程」、弛緩は「協和音程」。不協和音から協和音に辿り着くことを音楽用語で「解決」という言葉を使います。

つまりモヤモヤした気持ちがスッキリとする。そしてまたモヤモヤ、そしてスッキリ。

とても簡単に言うと、音楽はこの二つの感情を行ったりきたりしています。

「緊張」を感じられる人でないと、音楽表現は出来ない!と言っても過言ではないはずです。

緊張することは人間にとって自然なことです。

緊張しなくなったら、黒ひげ危機一髪のようなゲームを友達とやっても全然盛り上がらないと思いますよ。

ただし、周りが見えなくなったり、我を見失ったりしないようにしたいですね。

期待感>不安感となるように良い準備をしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメントをどうぞ

演奏のご依頼

全国出張演奏も承っております。 生演奏や ソリスト出演・伴奏のご依頼、レッスンのご依頼など、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら