「緊張」と仲良しになろう!
緊張しなくなるにはどうしたらいいですか?
なかなか難しい質問です。
何回人前で演奏すれば緊張しなくなりますか?
お答えしたいですが、正解はないのです。
でも、考えてみましょう。「緊張」は良い演奏のための邪魔になると断言して良いのでしょうか?
音楽は「緊張と弛緩」を繰り返します。私が音楽理論を学んだアメリカのジュリアード音楽院では【Tension & Resolution】と教えられました。
簡単な例で言えば、緊張は「不協和音程」、弛緩は「協和音程」。不協和音から協和音に辿り着くことを音楽用語で「解決」という言葉を使います。
つまりモヤモヤした気持ちがスッキリとする。そしてまたモヤモヤ、そしてスッキリ。
とても簡単に言うと、音楽はこの二つの感情を行ったりきたりしています。
「緊張」を感じられる人でないと、音楽表現は出来ない!と言っても過言ではないはずです。
緊張することは人間にとって自然なことです。
緊張しなくなったら、黒ひげ危機一髪のようなゲームを友達とやっても全然盛り上がらないと思いますよ。
ただし、周りが見えなくなったり、我を見失ったりしないようにしたいですね。
期待感>不安感となるように良い準備をしましょう。
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