良い生徒とは?【指導者目線から】

   2020/11/05

56D49656-F25D-4BF1-8302-7F7BBCCD7A45北海道へ行っていたことを言い訳にブログをサボっておりました。決して美味しいものばかり食べていた訳ではありませんので悪しからず。本業は「演奏家」なので、記事がアップされない時は”コンサートで忙しいのかな?”と暖かい心で見守って下さると嬉しいです(笑)

そんな言い訳はさておき・・・

レッスン時に頻繁に直面する場面をいくつか挙げたいと思います。

1「練習する時間がなかったので今日は休みます」
こんな状態でレッスンに行っては申し訳ない、という気遣いということは理解出来ますし心情も分かります。
でも私は「(普段仕事をしているなかで)趣味としてギターを弾いているのだから、練習時間がないのは当たり前」と考えています。

限られた時間の中でどうやったら少しでも上手くなるか?レッスン時間で一緒に考えたいと願っています。

2「まだ仕上がっていません」
理想像をイメージしているから出る発言だと思うのです。もっと弾けるはず!と期待値も高い証拠です。
でも、もし仮に仕上がっている、としたら先生がアドヴァイスすることは残っていないはずです。

どうやったら理想へ近づくのか?出来たと思い込んでいる部分はないか?もちろんその逆も含めて、先生からの客観的、かつ具体的なアドヴァイスが必要だと思います。まして仕上がってない。恥ずかしいから休む、なんて考えないでくださいね。

3「調子が悪くて弾けませんでした」
レッスン曲を弾き終わった時に、つい言ってしまう発言です。

冷静に考えれば(体調等も含めて)調子が悪い時に弾けないのは当然の出来事です。そんな状態の時の対処法を良い指導者は持っているはずです。是非アドヴァイスに耳を傾けて欲しいです。

自分の実力はベストとワーストがあり、常にその間の結果を出しているだけです。

4「何度弾いても上手くできません」

練習中に良く起きてしまう、好ましくない状況ですよね。

でも、それは失敗する状態をキープしているだけですから、今どんな問題点があるか先生と一緒に考えてみましょう。

例を挙げると切りがないのですが、先生や指導者の立場から言えることは「困っている時こそ頼りにして欲しい」ということです。上手く弾けている時は、シンプルに「その調子で頑張れ!」と励ましてあげれば良いはずです。

困難な状況にある時ほど、今習っている先生が経験や知識が豊富な方であれば、いろんな道筋、方法を示してくれるはずです。そうでなくとも、親身になって悩みを聞いてくれるはずです。

習い事、趣味での師弟関係は、皆さんが通った「小中高校での先生と生徒」ではありません。先生の言うことを黙って聞きノートを取るようなスタンスではなく、積極的に普段感じていることを吐露してくださいね。レッスン中のお喋りは大歓迎のはずです。

宿題をやっていないからと言って咎める先生はいないはずです。そもそも趣味なのに宿題って・・・(笑)

先生は生徒さんが何を思っているのか?どんなことを感じているのか知りたいと思っています。どんなことで悩んでいるか、そこにヒントが隠れています。見栄や遠慮は不要ですし、それが原因で上手くなれないことも多くあります。

もし仮に弾ける曲が何も無かったとしても、音楽やギターに関する話だけでもしにレッスンに来れば、普段の練習の道標が見つかるかもしれませんよ。

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コメント一覧

  1. 浜崎浩 より:

    ご無沙汰しております。センプレの浜崎です。練習しているものとしていつも思い当たることばかりで、参考になります。参考になるばかりですこしもうまくはなりませんが。この投稿をうちのブログでも紹介したいのです。そのまま引用しても構わないでしょうか?もちろん出典は明記します。「練習しておりませんので…・・。」確かに多いんです。

  2. masuda より:

    こちらこそご無沙汰しております。引用の件、もちろん大丈夫です。お読みくださりありがとうございます

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