「なぜ?どうして?」を大切にしよう!
今日の東京はとても良い天気です。久しぶりに何の予定もない週末なので、いつもならどこへ出掛けようか?と考えるのですが、あまりそんな気分にもなれないので久しぶりにブログを書きます。
昨日は午後からずっと教える仕事をしていたのですが、生徒さんの多くが弾けた・弾けない、だけに一喜一憂し過ぎてしまっていると感じます。
一方で生徒さんの気持ちを代弁すると、「(先生はそう言うけど)どうして良いか分からない」のが本音でしょう。
そんな時に私は、「まずは前回のレッスン時よりも上手くなったかどうか、自己診断しましょう」
そして
「なぜ?そう思うのか、それからどうして?なのか、自分なりに考えてみましょう」とオススメします。
えっ?それでは答えになってない!と初めは困惑する方も少なくないですが、上手くなった(ならなかった)と感じる理由を探すのは上達するために必要不可欠なのです。
高校2年生時の担任の先生は質問時に必ず「理由と答えを!」と私たちに問いかけ、両方が答えられなければ出席簿の角でコツンと頭を叩いて笑っていました。もちろん愛情を持って優しく、というのは言うまでもありません。
初めてその場面に遭遇した時は、面白い先生だなあとしか感じていませんでしたが、ほどなくして「つまり答えだけ出せても、本当に理解しているとは言えないよ」と伝えたいんだなと個人的には理解していました。
上手くなった理由だと感じることは人それぞれです。でもそれを他人から指摘され続けるばかりでは、いつまでも自分の実力は向上しません。
体調が良かった、気分が良かったから、指使いを変えたからetc.
もし何か思いついたら、次はそれを手がかりにもう一度あなたが信じる良い演奏にチャレンジしてみましょう。再現出来たら理由としては正当だし、思ったような結果が出なくなったら他に理由がある、それだけです。
なぜ?に対する答えが「にゃるほど」という結果を導いたり、どうして?という問いかけに「にゃんだ、それだけか」という些細なことだったり
練習時にわずかでも良いので試行錯誤を積み重ねて、ワンダフルな成果を出したいですね。第一歩目が疑問を持つ、という事だと思います。
私と同じような心境の方で、久しぶりに家に籠もって練習でもしよう!と思っている方へのヒントになるとうれしいです。
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