グラナドス・12のスペイン舞曲(全曲)「没後100年によせて」
release:2016/05/11
16枚目のソロアルバムは2016年に没後100年を迎えるスペインの国民的作曲家、エンリケ・グラナドス(1867-1916)の作品集です。
CDタイトルの〈12のスペイン舞曲〉は自編のものです。(ただし藤井眞吾の編曲による第2番をのぞく。)ギターソロによる12曲全曲録音は世界初録音です。
グラナドスの出世作となった〈12のスペイン舞曲〉は生涯の伴侶となったアンパロ・ガル嬢に捧げられました。乗り合わせた汽船がドイツ潜航艇に撃沈されその短い生涯を閉じたグラナドスですが、一説には波間に浮かぶ妻を助けるために海に飛び込み、帰らぬ人となったとも伝えられています。最愛の妻への愛にあふれた12曲を慈しむように奏でました。
また一緒に収録されている〈詩的ワルツ集〉は長年にわたって国際的な活躍を続けるギタリスト、福田進一の編曲によるもの。当代きってのギタリストによる行き届いた名編曲は、偉大なる音楽家に捧げられた、新たなる名盤に花を添えます。
是非皆さんの愛聴盤になると同時に、これらの曲がこれからのギタリストにとって欠かせないレパートリーになることを願っています!
【12のスペイン舞曲 作品37】
01.第1番 ガランテ
02. 第2番 オリエンタル
03. 第3番 ファンダンゴ
04. 第4番 ビリャネスカ
05. 第5番 アンダルーサ
06. 第6番 ホタ
07. 第7番 バレンシアーナ
08. 第8番 サルダーナ
09. 第9番 ロマンティカ
10.第10番 メランコリカ
11.第11番 サンブラ
12.第12番 アラベスカ
【詩的ワルツ集】
13.序奏
14.第1ワルツ Melodico
15.第2ワルツ Tempo de Valse noble
16.第3ワルツ Tempo de Valse
17.第4ワルツ Allegro humoristico
18.第5ワルツ Allegretto
19.第6ワルツ Quasi ad libitum
20.第7ワルツ Vivo
21.終結への序奏
22.第1ワルツ Melodico