18枚目のソロアルバムは音楽の父と呼ばれる「ヨハン・セバスティアン・バッハ」作品集の第2段〈BACH on Guitar２〉です。

本CDではバッハが残したリュートのための貴重なレパートリーから、組曲 イ短調（原調：ト短調）BWV995、組曲 ホ短調 BWV996、組曲 イ短調（原調：ハ短調） BWV997　の3つ大作（通称：リュート組曲）、それから前奏曲 ニ短調（原調：ハ短調） BWV999、の4作品を収録しました。

クラシックギターのためにバッハが書き残した作品ではありませんが、リュートと調弦や奏法etc.の共通項が多いため、ギター奏者にとっては貴重なレパートリーになっているこれらの楽曲を、可能な限りバッハの”言葉遣い”に近づけ、バロックの様式感、舞曲の特徴、アーティキュレーション等の考察し、ギターの為に書かれた作品のように感じてもらえるよう試行錯誤を重ねました。

クラシックギターの中に宿るバッハの魂を感じていただければ幸いです。

201９年1月号レコード芸術誌特選盤、読売新聞夕刊推薦盤

益田正洋(g)
fontec●FOCD9697／￥2,400(+tax) ／2018.11.28発売
2018年6月26日～28日　相模湖交流センター
使用楽器：J.L.ロマニリョス1世 1986年製　J.L.Romanillos I, 1986 “Plima”
発売元：（株）フォンテック